高含水レンズ、低含水レンズそれぞれのメリットデメリット
日本ではカラコンを愛用している女性が増えています。
カラコンを購入する際にはコンタクトレンズのスペックをチェックしますが、スペックの中で重要なのが含水率です。
含水率とは、ソフトコンタクトレンズの水分の割合を表したものです。
初めて含水率というワードを知った人の中には、数値が高い方が潤いがあると思う人もいます。
しかし、スポンジのような構造のソフトコンタクトレンズは水分を吸い取るので瞳が乾いてしまいます。
カラコンを含むソフトコンタクトレンズの場合、レンズを快適に装着するためにはある程度の含水率が必要です。
現在は各メーカーが様々な種類のソフトコンタクトレンズを開発しているので、含水率のは商品によって異なります。
水は酸素を通しやすいというメリットを持っているので、含水率が高いソフトコンタクトレンズの方が瞳に酸素を届けやすいです。
その一方で、目が乾きやすいというデメリットもあります。
乾燥で失われた水分を補うために涙が吸収されるため、目の表面の涙が少なくなって目の乾燥が気になるようになります。
一般的に含水率が50%以上のものであれば高含水レンズになり、含水率が50%を下回る場合は低含水レンズになります。
高含水レンズにも低含水レンズにもメリットとデメリットがあります。
低含水レンズのメリットは目が乾きにくく、汚れにくいことです。
カラコンに含まれている水分が少ないため、瞳の水分を奪わずに済みます。
水分が保たれるので乾きにくく、ソフトコンタクトレンズを長時間装着していても快適に過ごせます。
日本ではドライアイで悩んでいる人が増えていますが、ドライアイの人は低含水レンズがおすすめです。
低含水レンズは汚れにくいというメリットもあります。
2週間タイプやマンスリータイプのカラコンを使っていると、毎日レンズケアを行っていても汚れが気になります。
汚れにくいレンズだと、瞳に対する負担も軽減することができます。
高含水レンズは酸素透過率が高く、素材が柔らかいので気持ちよく使うことができます。
その一方で目が乾きやすく、汚れも付着しやすいというデメリットがあります。
高含水レンズと低含水レンズのメリットとデメリットを知ることで、自分に最も合ったカラコンを選ぶことができます。